メゾンから選ぶ
造り手をお選びいただくと、そのメゾンの紹介と各キュヴェをご覧いただけます。

シャンパーニュ フレールジャン・フレール
【時が明かす、純粋なる泡の物語】
コート・デ・ブランの中心、アヴィズに居を構えるメゾン・フレールジャン・フレールは、卓越したアルチザン(職人的)シャンパーニュの造り手として、その名を世界に刻んでいます。
シャンパーニュの偉大な家系として知られるテタンジェ家の血を受け継ぐギヨームとロドルフのフレールジャン・テタンジェ兄弟が、二つの伝統を情熱とともに未来へと継承しています。
一つは家族から受け継いだ歴史、もう一つは現代へと開かれた揺るぎない美意識。その両者の融合こそが、このメゾンの真髄です。メゾンが体現するのは、フランスの「アール・ド・ヴィーヴル(art de vivre/暮らしの美学)」を最も美しい泡で表現すること。
シャルドネとピノ・ノワールという気品ある品種が、テロワールへの敬意とともに、忍耐強く、そして確かな技術によって育まれます。一本一本のキュヴェが、土地の純粋な表現を映し出し、唯一無二の物語を語りかけてくるのです。
フレールジャン・フレールのシャンパーニュを際立たせるのは、その繊細さ、複雑さ、そしてエレガンスです。澱とともにゆっくりと熟成を重ねることで、ワインは類稀なる深みと、このメゾンならではの確かな個性を発揮します。
時間をかけて磨き上げられた泡は、口に含んだ瞬間、緻密できめ細やかな泡立ちとともに、芳醇な余韻を残します。象徴的なブラン・ド・ブランから「グランド・レゼルヴ・ブリュット」まで、それぞれのボトルが発見と驚きの連続です。特別な瞬間を彩るのにふさわしい、まさに祝杯のための一本。
グラスに注げば、立ちのぼる繊細な泡が、コート・デ・ブランの石灰質土壌が育んだピュアなミネラリティと、長い熟成がもたらす豊かな表情を静かに物語ります。
「Time Reveals(時が明かす)」― これはフレールジャン・フレールが掲げる哲学であり、その造りの核心です。
急がず、時間という最高の職人に委ねること。そうして生まれるシャンパーニュは、家族の遺産と確かな現代性が見事に調和した、唯一無二の存在となるのです。伝統への深い敬意と、新しい時代への開かれた感性。
その狭間で、フレールジャン・フレールは最も美しいエフェルヴェッセンス(泡の輝き)を放ち続けています。ぜひ一度、その純粋なシャルドネの表現と、メゾンが紡ぐ物語を、ご自身のグラスで味わってみてください。

メゾン・デュヴァル・ルロワ
【⾰新的に質を追求するメゾン】
1855年、⾮公式で⾏われた最初のシャンパーニュ格付けを⽬にしたシャンパーニュの商⼈アルマン・ルロワは、優れたシャンパーニュ造りにはブドウ栽培から醸造に⾄る⼀貫した品質管理が不可⽋と気づきました。
彼はパートナーとなる醸造家を時間をかけて探し、志を同じくするデュヴァル家とともに1859年、コート・デ・ブランの南、Vertus(ヴェルテュ)にデュヴァル=ルロワを設⽴しました。
その後、各地区にまたがる⽇当たりのよい丘陵地の畑を買い増し続け、6代にわたりメゾンを継承しています。 デュヴァル=ルロワはグループ企業に属さないシャンパーニュの独⽴メーカーとして、モンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブランに200haのプルミエ・クリュとグラン・クリュを所有し、とりわけコート・デ・ブランでは、最⼤級のプルミエ・クリュの所有者として知られます。
良質なブドウを豊富に供給できるという利点は、NVキュヴェのクオリティの⾼さと安定した質にも⾒てとることができます。 また、ネゴシアン・マニュピュランとしてオーガニック認証(Ecocert)を取得した⽣産者で、大手メゾンとして最初に有機認証畑のブドウからシャンパーニュをリリースしたメゾンでもあります。
1991年、若くして夫に先⽴たれ当主となったキャロルは、⼥性のサンドリーヌ・ロジェット=ジャルダンをシェフ・ド・カーブに迎え⼊れ、⼥性ならではの「繊細さ」と「気品」をキーワードに独⾃のスタイルと個性を追求したシャンパーニュ造りに⼒を注いできました。
現在、キャロルの足跡をたどり、今日、忠実かつ意欲的にメゾンの精神を受け継ぐのは、彼女の3人の息子、ジュリアン、シャルル、ルイ。
彼らは共に、フィネス、軽やかさ、エレガンスを備えたシャンパーニュを造り出し、人々の心に直接語りかけるシャンパーニュを造り出しています。
テロワールを尊重し、それを最大限に引き出すことを念頭に、フランスの創造的な伝統に敬意を表しながら、ガストロノミーの新しい担い手である愛好家たちと未来を創造しています。

シャンパーニュ シャルパンティエ
シャルパンティエ家はシャンパーニュの地で8代続く栽培農家で長い間協同組合に収穫した葡萄を収めていましたが、2006年から自社畑のブドウを醸造して販売を始めました。
現在ドメーヌを管理するジャン・マルク・シャルパンティエ氏の父親は農業エンジニアで、醸造・栽培の学校の校長として多くの栽培家を育てました。
ジャン・マルク自身も父の学校で学び、卒業後の1988年から栽培家として働く祖父母の下で、ブドウ栽培のノウハウを身に付けました。
氏が独立して最初に実践したことは、区画毎に細分化してブドウを醸造すること。
それにより、それぞれ異なるテロワールの個性をきっちりと表現できるようになりました。
その後自身の哲学に基づくシャンパーニュ作りを推し進めるために、24haの畑を有機栽培に転換し、2009年からはビオディナミも実践し始めました。
ドメーヌはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のシャルリー・シュール・マルヌ村に位置し、そこを中心に72の区画を所有しています。
この地域では他の生産者は90%以上ピノ・ムニエを植樹していますが、シャルパンティエではシャルドネが45%を占め、それ以外をピノ・ムニエとピノ・ノワールで構成しています。
このユニークな特徴が味わいにも重要な影響を与えており、小区画の土地から造られたキュヴェや、最長7年間澱と熟成させた区画ごとの特別なキュヴェなど、個性的なシャンパーニュを生み出しています。

シャンパーニュ フォレ・ラミヨン
【テロワールの尊重と丁寧でナチュラルな造り】
シャンパーニュ中心地ランスとエペルネからそれぞれ30km離れたヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区ベルヴァル・スー・シャティヨン村に位置する1955年創業の家族経営のメゾン。
3代目父ジョエル、4代目兼醸造学者二コラ、弟ジェレミが協力し合い、さらなる発展を目指しています。
ニコラは、ベレシュやブノワ・ラエとは同級生で共に学び、その後さらに研鑽を重ね、コンサルタントとして18年間ワイン醸造に携わり南アフリカ、ベルギー、イタリア、ドイツ、アメリカ、スウェーデン、ノルウェーなど世界各地でワインに関する知識を習得してきました。
長年にわたり、温暖な気候のスパークリングワインの生産を専門としてきたため、温暖化問題にも熟知しており、シャンパーニュ委員会からの相談や、シャンパーニュ新時代になくてはならない存在です。
醸造についてはクリュッグの最高醸造責任者であった エリック・ルベル氏の影響や共有していることがあり、また、月に一度セロス氏と意見交換をしているそうです。
畑はヴァレ・ド・ラ ・マルヌ地区ベルヴァル=ス=シャティヨンとトレル・シュール・マルヌ)、モンターニュ・ド・ランス地区 ヴィルドマンジュ)村に合計5haを所有し、ムニエが主な品種、次いで、ピノ・ノワールとシャルドネです。
樽は、門外不出のボランジェ専属の樽職人から譲り受けています。
2000~2002 年ブルゴーニュのボーヌでの経験もあり、区画毎に小樽にて発酵・熟成を行い、更に大樽(600L)熟成、ブドウが持つフレッシュな酸を活かすように、全てのキュヴェでマロラクティック発酵を行わないなどしっかりとした芯のあるこだわりを貫いています。
テロワールの尊重と環境に配慮した持続可能な葡萄栽培、減農薬栽培、化学薬品を使用せず、季節を尊重し、各区画と品種の個性と多様性、ブドウの成熟度などによる伝統的な収穫を努めています。
清澄や滅菌ろ過は行わず、最も品質の良い葡萄を区画ごとに毎日のテイスティング、セラーでの自然な丁寧な醸造作業により、各キュヴェで独創性豊かな表現をしています。

シャンパーニュ サンゲール
【伝統と現代的アプローチが融合したシャンパーニュ】
シャンパーニュ・サンゲールは、1952年に主にモンターニュ・ド・ランス出身の16人のワイン生産者たちの意志から誕生しました。
彼らはシャンパーニュのテロワールの魅力を広めることを願い、アヴィズにサンゲールの拠点を設立することを決めました。
アヴィズの醸造学校の卒業生でもある彼らにとって、このコート・デ・ブラン地区の中心地は最適な場所でした。
サンゲールは、シャンパーニュ全体を代表する42のクリュにまたがる13haの畑を所有しており、その範囲はシャンパーニュのすべてのテロワールに及びます。
うち70%をグラン・クリュのシャルドネとピノ・ノワールが占めており、エレガンス、繊細さ、個性を兼ね備えた特別なキュヴェを生み出しています。
リザーブワインはヴィンテージごとに分けられ、その熟成能力によって選ばれます。
それらは時間の経過とともにヴィンテージを支え、スタイルの一貫性をもたらします。
「伝統的なシャンパーニュ造りと現代的なアプローチを組み合わせたキュヴェを提供するためには、私たちの原点を知り、それを基に進むべき未来を理解することが不可欠です。」とセラーマスターのニコラ・ロベールは語ります。

シャンパーニュ ピエール・バイエット
【ピュアで透明感のあるシャンパーニュ】
モンターニュ・ド・ランスのトロワ=ピュイ村、ピエール・バイエットの娘ペリーヌ・バイエットが当主を務めるメゾン。
シャルトーニュ・タイエの当主である元夫のアレクサンドル・シャルトーニュからの薫陶を受け、タイエ同様の製法を手掛けています。
彼女は才能を活かしながら、各キュヴェがテロワールの特徴を余すところなく表現できるように、シャンパーニュ造りに身を捧げています。
グラン・クリュ3.65haを所有し、大半のブドウは樹齢35年以上のピノ・ノワールで、トロワ・ピュイとリリィ・ラ・モンターニュ産。一部、ヴェルズネィのシャルドネです。
2010年以降、ブドウ樹には一切の化学薬品も使用せず、機械の使用も最小限に抑えています。
畑ではターザンとソーミュールという2頭の馬が耕作に励んでいます。できる限り、ピュアなシャンパーニュを求めるため培養酵母は使用せず、リキュール添加も極少量。
3~6 年の期間、地下でゆっくり熟成させ、瓶内熟成少なくとも6ヶ月間寝かせてから出荷します。

シャンパーニュ ロマン・トリボ
【伝統と現代性の融合】
1930年代、ロジェ・トリボはシャンパンメゾン・ランソンのディジーとエぺルネのブドウ畑の管理者となり、1965年に退職するまでその職を務めました。
その間、彼は父レオンから受け継いだ家族のブドウ畑を運営し、ロムリーの丘陵地帯に土地を購入して畑を拡大。
現在はロマン&シンディ夫妻がメゾンを受け継ぎ、2015年からは、かつて祖父ロジェが行っていたような木樽でのワインメイキングに特化し、「木樽との関わり」を軸にシャンパーニュ造りを行い、それにより、複雑味のある昔ながらの誠実な味わいを生み出しています。
ブドウはコート・デ・ブランのグラン・クリュのシャルドネと、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのムニエ、モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワールを使用しています。
シャルドネからは黄金色に輝くスケール感のある味わいを引き出し、ムニエからはマルヌらしい魅力を引き出しています。
「人とブドウの関係」を尊重したワイン造りから生まれる各ヴィンテージは、ブドウ樹が生きてきた時間とロマン氏の感覚との対話を表現し、素朴で飾らない一貫した個性を映しています。

シャンパーニュ ジャン=フィリップ・トルセ
【手の届く範囲のシャンパーニュ造り】
ジャン=フィリップ・トルセは、伝統を受け継ぐ家族経営のメゾンで、比類なきエレガンスを持つ高品質なシャンパーニュを生産しています。
規模は全7.6haと小さく、手の届く範囲のみの畑を管理し、環境に配慮した取り組みに力を入れ、生物多様性の保全に努めています。
一族の歴史は、1697年にサシ村でギユマール家が初めてワインメイキングを行ったことに端を発します。
その後この一族はワイン造りを続け、1956年にフランス・ギユマールとジャッキー・トルセが結婚し、トルセ=ギユマールというブランド名のもと、夫妻は1960年にコーペラティヴの仕組みを利用し、 最初の2,000本を販売しました。
その間現当主ジャン=フィリップ・トルセはシャンパン造りを学び、1992年に経営を引き継ぎました。
2008年には独立したワイン生産者となり、圧搾場、発酵タンク室、セラー、 製造施設を備えた拠点を開設しました。
彼の哲学は、環境への配慮を持って作業を行い、土壌の生命力を守ることです。
畑は現在、ランス小山地のプルミエ・クリュに格付けされた3つのコミューンにまたがっています。
小規模に留めることで、ワインメイキングのプロセス全てに情熱に全力を注ぐことを可能にしています。
栽培から醸造、さらには瓶詰めに至るまで、ブドウの育成の各段階を細やかに見守ることができるのです。
20年以上にわたり、区画の微生物環境を守ることを目指して、土壌の耕作に関する専門知識を磨いてきました。
この丁寧で敬意を持ったテロワールへの取り組みは、持続可能なブドウ栽培のための重要な生物多様性へのアプローチへとつながっています。
その結果、2017年にHVEの認証を受けています。
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