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カート

カートが空です

ワインは、つくられた瞬間から飲まれる瞬間まで、ずっと生きています。その品質をもっとも大きく損なうのは、輸送と保管のあいだに起きる温度の変化です。セパージュは、フランスをはじめとする産地の蔵元から日本のお客様の手元に届くまで、温度が途切れない経路を選んでワインを運んでいます。このページでは、その具体的な仕組みを公開します。

産地から食卓まで ― 温度の経路

  • 01 産地・蔵元 蔵出し 生産者のセラーから直接。熟成ボルドーはシャトー蔵出しで調達します。
  • 02 欧州の保税倉庫 定温 グループ拠点の倉庫に集約し、温度管理下で船積みを待ちます。
  • 03 海上輸送 定温コンテナ 全量をリーファーコンテナで輸送。赤道を越える約1か月を一定温度で保ちます。
  • 04 国内の定温倉庫 14 鈴与・大井物流センターで保管。外気に触れずに搬出入します。
  • 05 お客様へ 15℃/クール便 業務用は15℃の定温便。個人のお客様には季節に応じたクール便で。

※ 温度はいずれも各パートナーが公表する管理基準値です。海上輸送の設定温度は輸送条件により調整するため、個別の数値は開示していません。

01  Sourcing

どこから仕入れているか ― 産地での調達

ワインのコンディションは、輸送以前に「どこから買ったか」で大半が決まります。市場に流通したあとのボトルを買い集めれば、それまでにどう扱われてきたかは誰にも分かりません。セパージュは、生産者から直接、あるいは産地に拠点を持つグループの調達機能を通じて仕入れることを原則としています。

セパージュは、ボルドーに本社を置くエラン・グループの一員です。同グループはフランスの拠点で調達・購買と国際輸送を一括して管理し、ヨーロッパ3か所(トロワ/アントワープ/ヴィリニュス)に保税倉庫を構えています。生産者との関係を長期にわたって築いてきたことが、そのまま仕入れの経路の透明性につながっています。

熟成ボルドー
ヴィンテージを重ねた銘醸ボルドーは、シャトーのセラーから直接引き取る「蔵出し」で調達します。生まれてから一度も外に出ていないボトルであり、来歴に空白がありません。
シャンパーニュ・各産地のワイン
メゾン・生産者から直接買い付けます。取引のある造り手には定期的に訪問し、造りと在庫の状態を自分たちの目で確認しています。
02  Ocean Freight

リーファーコンテナによる定温輸送

ヨーロッパから日本までの海上輸送には、約1か月かかります。その航路は必ず赤道付近を通過します。通常のドライコンテナでは、直射日光を浴びた鉄の箱の内部が50℃を超えることも珍しくありません。ワインにとって、この1か月が最大の危険区間です。

セパージュは、取り扱うワイン・スピリッツの全量をリーファーコンテナ(定温コンテナ)で輸送しています。リーファーコンテナは冷凍機を内蔵し、航海中ずっと庫内を設定温度に保ち続ける輸送用コンテナです。外気温が何度であっても、中のワインが置かれる環境は変わりません。

高温がワインに与える影響は、風味が失われるだけにとどまりません。液体が膨張してコルクを押し上げ、液漏れやコルクの浮きを起こす。キャップシールの内側にワインが回る。熟成のカーブそのものが狂う。いずれも、日本に着いてからでは取り返しがつかない変化です。だからこそ、コストをかけてでもこの区間を定温で通すことを、セパージュは創業以来の前提としてきました。

03  Storage in Japan

日本国内での保管 ― 鈴与・大井物流センター

日本に着いたあとの保管は、鈴与株式会社のワイン物流サービスに委託しています。拠点は東京都大田区の大井物流センター。港湾に近接した、延床2,773坪の保税倉庫です。

庫内温度
14℃(±3℃)。温湿度測定器を24時間設置し、常時監視しています。
空調方式
シートダクト空調により、庫内にムラのない温度を保ちます。
搬出入
ドックシェルター設備を備え、外気に触れさせることなくトラックとの積み下ろしを行います。荷捌き場も定温です。
コンテナからの取り出し
テンダリークーリングシステムにより、リーファーコンテナから庫内へ移す際の温度の断絶をなくしています。
在庫管理
バーコード検品と音声ピッキング、WMSによる入出荷追跡。どのボトルがいつ入庫したかを記録しています。

ワイン物流で見落とされやすいのは、倉庫そのものの温度ではなく「倉庫とトラックのあいだの数分間」です。真夏の炎天下、コンテナやトラックの扉を開けて荷を動かすその数分で、庫内温度は簡単に崩れます。大井物流センターを選んでいる理由は、この継ぎ目を設備で潰しているからです。

04  Delivery

お客様のもとへ ― 国内配送

倉庫を出てからお客様の手元に届くまでの最後の数時間も、温度が切れやすい区間です。お届け先に応じて、二つの経路を使い分けています。

飲食店・酒販店様

15℃の定温便

リファーシステムジャパン株式会社の「リファー便」でお届けします。庫内を通年15℃に管理した専用車両による配送です。首都圏はほぼ全域を自社輸送でカバーし、中部・関西・九州の一部地域にも協力会社を通じて配送しています。

リファーシステムジャパンの配送エリア外の地域へは、ゆうパックでお届けします。夏季はクール便での発送となります。

個人のお客様

ゆうパック/季節に応じたクール便

オンラインショップからのご注文は、ゆうパックでお届けします。6月から9月までの夏季は、すべてのご注文をクール便(チルド)で発送します。

それ以外の季節は常温便でのお届けとなりますが、ご希望があればクール便に変更できます。ご注文時の備考欄にご記入いただくか、お問い合わせください。

05  After Delivery

お受け取り後の保管について

ここまでの経路を守ってお届けしても、最後にお客様の手元で高温にさらされれば、それまでの全てが無駄になります。いくつかだけ、お願いがあります。

  • 受け取りはできるだけ早く。 夏季は特に、再配達で長時間トラックに載せたままにするより、初回でお受け取りいただくほうが確実です。ご不在の見込みがある場合は、配達日時のご指定をおすすめします。
  • 届いたら、涼しく暗い場所へ。 ワインセラーがあれば理想的ですが、なければ家の中で最も温度変化の小さい場所(北側の床置き、押し入れの下段など)に。冷蔵庫での長期保管は乾燥でコルクを傷めるため、飲む直前の冷却にとどめてください。
  • 届いてすぐは、一日休ませる。 輸送で揺れたワイン、特に澱のある熟成ワインは、立てた状態で数日置いてから抜栓すると本来の姿に戻ります。
  • 直射日光と振動を避ける。 窓際、キッチンのコンロ周り、冷蔵庫の上は避けてください。
FAQ

よくあるご質問

すべてのワインがリーファーコンテナで輸入されていますか?

はい。セパージュが取り扱うワイン・スピリッツは全量を定温コンテナで輸送しています。一部の商品だけを定温にする、といった運用はしていません。

真夏に注文しても大丈夫でしょうか。

問題ありません。6月から9月までの夏季は、個人のお客様へのご注文をすべてクール便で発送しています。ご不在による再配達を避けるため、配達日時のご指定をおすすめしています。

クール便を指定したいのですが、どうすればよいですか。

夏季(6〜9月)は指定不要で、自動的にクール便で発送します。それ以外の季節にクール便をご希望の場合は、ご注文時の備考欄にその旨をご記入いただくか、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

クール便だと冷えすぎませんか。

クール便(チルド)の設定温度は0〜10℃で、ワインが凍結する温度ではありません。短時間の輸送で品質に影響が出ることはなく、高温にさらされるリスクと比べれば安全側の選択です。お受け取り後、常温の涼しい場所に戻していただければ問題ありません。

古いヴィンテージのワインは、どこで保管されていたものですか。

熟成したボルドーについては、シャトーのセラーから直接引き取る「蔵出し」で調達したものを中心に取り扱っています。市場を経由していないため、来歴が明確です。商品によって調達経路は異なりますので、個別の銘柄についてはお問い合わせください。

ラベルが少し汚れている/キャップシールに跡があるのですが、傷んでいますか。

長期熟成したワインでは、セラーの湿度によるラベルのシミや、ヴィンテージ相応の経年変化が見られることがあります。これらは適切な環境で保管されてきた証でもあり、中身の品質とは別のものです。お受け取りの状態に気になる点があれば、開封前にご連絡ください。

飲食店です。定温便で配送してもらえますか。

首都圏を中心とした地域は、15℃管理の専用車両による定温便でお届けしています。定温便の配送エリア外の地域へは、ゆうパック(夏季はクール便)でお届けします。お届け先のエリアについては、業務店・酒販店様向けのお問い合わせ窓口よりご相談ください。

保管状況や輸送方法について、個別の銘柄に関するご質問も承ります。

お問い合わせ 飲食店・酒販店の方