コレクション: ドメーヌ・ギヨ・ブル

フランス - ブルゴーニュ

ドメーヌ・ギヨ・ブルは、ブルゴーニュのクリュジーユを本拠地とする5世代にわたるワイン生産者であり醸造家です。

現当主エマニュエルの祖父ピエール・ギヨは有機ブドウ栽培のパイオニアで、1954年に、ブルゴーニュに初の有機ブドウ畑を造ったことから始まります(1991年に認証取得)。 ドメーヌの創設者でもある父 ジャン=ジェラール・ギヨは、Domaine de la Chanal(Brouilly)やBernard Michelot(Meursault)にて数年を過ごし、醸造スキルを身につけ、1978年地元に戻り、妻と共にわずか1ヘクタールの畑からスタートさせました。 大部分の畑が東向きの斜面に位置し、最大限の日照量が得られ、葡萄の成長にとって理想的な粘土質石灰岩の土壌に恵まれています。 ドメーヌは管理が行き届き、植物由来の農薬、ワインに残留物を残さない安定した活性分子を使用し、寄生虫、緑肥、有機肥料など自然な方法、耕作を行い、ワインにいかなる影響も残さないようにしています。 長男リュドヴィックと次男パトリス、1999年に三男エマニュエルも参画し、2004年に父が引退し、現在、所有畑 17ha、およそ8割がフィロキセラの時代からそのまま放置され、ドメーヌが購入後、新たに植樹し直したものもありますが、当初から有機栽培を実践し続けており、50 年以上もの間、自然と向き合い続けている造り手です。 フランスワイン最有力評価誌「La Revue du Vin de France ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」や「ワイン・アドヴォケイト」においても毎年、各キュヴェ高評価を獲得し、「L’Astrance ラストランス」や「Le Clarence ル・クラランス」「Le Taillevent ル・タイユヴァン」など錚々たるミシュラン星付きレストランでもオンリストされています。 ◆歴史:現当主エマニュエルの祖父ピエール・ギヨは第二次世界大戦中、パリで公証人をしていました。 クリュジーユという小さな町がブルゴーニュにおける有機農業の発祥地となった経緯は、実に驚くべきものです。 国立農学研究所 Max Léglise(マックス・レグリーズ)所長と出会い、オーガニックワイン造りという大冒険に乗り出し、ドメーヌは1991年から有機認証を取得。 有機栽培とビオディナミの認証を受けたギヨ=ブルのドメーヌはマコン地区で最も安定したワイン生産者であり、完璧に手入れされた樹齢の古いブドウの木から、深みのある味わいのワインが造られます。 パトリスとエマニュエルは父親の仕事を同じ精神で受け継いでおり、特筆すべきはドメーヌの 80%がフィロキセラ流行後に放棄されたテロワールに植え替えられたこと(一度も化学薬品で処理されたことのないテロワール)。 ワインは世界 20 カ国以上に輸出されています。