コレクション: ドメーヌ・ショーンハイツ

フランス - アルザス
68230 Wihr-au-Val

【アルザス最高地のテロワールが生み出す、ピュアで繊細な味わい】

アルザスワイン街道の端に位置するショーンハイツの畑は、美しいマンステール渓谷の急斜面に全て集中しており、ヴォージュ山地の入口に広がっています。この斜面にはアルザスで最も標高の高い畑があり、場所によっては急勾配すぎてトラクターで作業できないほどです。花崗岩質土壌と過酷な栽培条件により、アルザス高貴品種からピュアで繊細な表現を引き出しています。

中世の頃、ヴィール=オー=ヴァルの畑は、ハプスブルク家やリボーヴィレ家が所有しており、すでに高品質なワインを生み出す土地として名声を得ていました。マンステール渓谷の中心に位置し、アルザスの土壌で素晴らしいワインを産出するための全ての条件を備えていました。しかし、戦争によりこの土地は破滅に陥り、第二次世界大戦の終わりには荒廃し切っていました。

1970年代、生まれ故郷であるアルザスを愛していたアンリ・ショーンハイツ・シニアは、消滅しかけていた美しい畑の再生に取り組みました。そしてゆっくりとヴィール=オー=ヴァルの畑の元々の姿を取り戻したのです。土壌の開墾と急斜面への再植樹は非常に困難な作業であり、現在も息子のアンリ・ジュニアが妻のドミニクと共にその作業を続けています。

1980年、エノロジーとブドウ栽培を学んだばかりのドミニクと若きアンリ・ショーンハイツは、最初の収穫に挑みました。それまでショーンハイツのワインはまだ存在せず、協同組合の一員だったのです。この若き醸造家たちは、村で唯一の独立ワイン生産者として、自分たちのスタイルをいち早く確立しました。それは、持続可能な農業を取り入れ、美食家向けのワインを生み出すというものでした。

1995年、「vingt sur vins」が、15年間の活動を称えました。それ以降、数々の受賞歴が続きます。Guide Bettane & Desseauve、Guide Hachette、Wine Spectator、Wine Advocate、James Suckling、Decanter Awardなどがその一例です。2015年には、初めてLa Revue du Vin de Franceの「フランス最高のワインガイド(Guide Vert des meilleurs vins de France)」に選ばれました。そして2020年、数少ない星付き生産者の一員に加わりました。