【テラス・デュ・ラルザックで新しい地位を築く若きワインメーカー】

サン・シルヴェストルは、テラス・デュ・ラルザックで新世代のワインメーカー、ヴァンサン・ギザールが手掛けるドメーヌです。妻のソフィーと共に、ヴァンサンはこのアペラシオンで20エーカー未満の優良な畑を耕作しています。

この地域は、地中海の暖かな影響と、夏の夜にラルザック高原から吹き下ろす涼しい空気の恩恵を受ける独自の気候で知られています。この気候が、フレッシュでありながら繊細で、シルクのようなタンニンとラングドック特有のガリーグのアロマを持つワインを生み出しています。

ヴァンサンは祖父と共に畑で働きながら育ちました。1990年代後半には、モンペイルーのマス・ジュリアンで名高いオリヴィエ・ジュリアンのもとでいくつかのヴィンテージに携わりました。2003年から2010年まで、フレデリック・プールタリエと共同でドメーヌ・ド・モンカルメスの共同オーナーを務めました。そして2010年、ヴァンサンはモンカルメスを離れる決断をし、17エーカーのブドウ畑を持ち出して、ドメーヌ・サン・シルヴェストルを設立しました。その初ヴィンテージは2011年にリリースされました。

ヴァンサンとソフィーは、持続可能な農法を採用しており、自然の理念に沿ったアプローチを実践しています。畑では合成肥料や除草剤を一切使用せず、発酵はすべて野生酵母を使用して行っています。