【手の届く範囲のシャンパーニュ造り】
ジャン=フィリップ・トルセは、伝統を受け継ぐ家族経営のメゾンで、比類なきエレガンスを持つ高品質なシャンパーニュを生産しています。
規模は全7.6haと小さく、手の届く範囲のみの畑を管理し、環境に配慮した取り組みに力を入れ、生物多様性の保全に努めています。
一族の歴史は、1697年にサシ村でギユマール家が初めてワインメイキングを行ったことに端を発します。
その後この一族はワイン造りを続け、1956年にフランス・ギユマールと ジャッキー・トルセが結婚し、トルセ=ギユマールというブランド名のもと、夫妻は1960年にコーペラティヴの仕組みを利用し、 最初の2,000本を販売しました。
その間現当主ジャン=フィリップ・トルセはシャンパン造りを学び、1992年に経営を引き継ぎました。
2008年には独立したワイン生産者となり、圧搾場、発酵タンク室、セラー、 製造施設を備えた拠点を開設しました。彼の哲学は、環境への配慮を持って作業を行い、土壌の生命力を守ることです。
畑は現在、ランス小山地のプルミエ・クリュに格付けされた3つのコミューンに またがっています。小規模に留めることで、ワインメイキングのプロセス全てに情熱に全力を注ぐことを可能にしています。栽培から醸造、さらには瓶詰めに至るまで、ブドウの育成の各段階を細やかに見守ることができるのです。
20年以上にわたり、区画の微生物環境を守ることを目指して、土壌の耕作に関する専門知識を磨いてきました。この丁寧で敬意を持ったテロワールへの取り組みは、持続可能なブドウ栽培のための重要な生物多様性へのアプローチへとつながっています。その結果、2017年にHVEの認証を受けています。