【力強さの中にエレガンスを宿すバローロ】
ピエモンテ州ラ・モッラの丘陵地に拠点を構えるポデーリ・ジャンニ・ガリアルドは、バローロの新しい時代を象徴する造り手です。彼らが手がけるワインは、従来の「重厚で時間を要するバローロ」というイメージを覆し、繊細で、しなやかで、そして驚くほどピュアな果実味を備えています。
その歩みは1860年代、コッラ家がブドウ栽培を始めたことから始まりました。1970年代にジャンニ・ガリアルド氏が家族の伝統を引き継ぎ、畑と醸造の哲学を現代へと昇華させます。現在は息子たちが中心となり、ラ・モッラ、モンフォルテ・ダルバ、セッラルンガといった複数の村に点在する畑を丁寧に管理。テロワールの多様性を最大限に引き出し、区画ごとの個性をそのままボトルに写し取っています。
彼らの哲学は「力強さよりも調和、濃さよりも透明感」。果皮の抽出は穏やかに、温度管理は繊細に。長期熟成に耐える構造を持ちながら、若いうちから美しく開くワインを目指しています。ネッビオーロが放つ赤い果実のアロマ、スミレやリコリスの香り、ミネラルの余韻。その全てが緻密に溶け合い、まるでシルクのように口中を流れていきます。
ラ・モッラ由来の柔らかさと、他村の畑がもたらす奥行きを見事に調和させたそのスタイルは、クラシックとモダンの狭間に立つ美学の結晶。トリュフを添えたタヤリンや鴨のロースト、熟成チーズなど、豊かな香りを持つ料理とも見事に寄り添います。
“王のワイン”と称されるバローロを、より日常の食卓へ。ポデーリ・ジャンニ・ガリアルドは、そんな願いを叶える存在です。誇り高き伝統に、現代の軽やかさを融合させた彼らのワインは、まさに「エレガントという名の革命」。バローロの新しい表情を、ぜひグラスの中で体験してください。