コレクション: アルトゥケ

スペイン - リオハ

【リオハの新時代を牽引する若きリーダー】

アルトゥケはリオハ地方にあるボデガで、この地の伝統的なブレンドや熟成方法から離れた独自のアプローチで知られています。「アルトゥケ」という名前は、兄弟であるアルトゥロとキケの名前を組み合わせたものです。彼らは個々の畑や村の本質を捉えることに尽力し、その技術を磨いてきました。

彼らのワインは、非常に純粋で焦点の定まった味わいで知られ、それは彼らの卓越した技術を証明するものです。デ・ミゲル家のワイン造りの旅は、祖父がテンプニーリョとグラシアーノを植えた「フィンカ・デ・ロス・ロコス」と愛称で呼ばれる丘陵地から始まりました。当初はバルクワインを販売していましたが、1991年に父親のロベルトが自らのワインを瓶詰めし、戸別訪問で販売を開始しました。

アルトゥロは醸造学の修士号を取得して2003年に家業に加わり、2010年にはキケも合流しました。彼らの目標は、テロワール重視の哲学をさらに高めることです。彼らはバニョス・デ・エブロス、アバロス、サン・ビセンテの32区画で土壌調査を行い、有機農法とサステナブル農法を採用しました。また、リオハの格付け制度が要求する樽熟成を拒否し、中立的なオークを使用することで、各区画の独自の特徴を際立たせています。

デ・ミゲル兄弟は、古木から収穫したブドウを使った単一畑のワイン3種類や、選りすぐりの区画からのブドウをブレンドした村名ワインを生産しています。また、再生可能な古木を見つけ出して活用しています。同じ村々の近くに位置しているにもかかわらず、アルトゥケの32の区画は気候や土壌がそれぞれ異なり、その微妙な違いがワインに反映されています。アルトゥロとキケは、それらのニュアンスをワインに忠実に表現することに専念し、グラス一杯ごとにテロワールの真髄を伝えることを目指しています。