ソリニ蒸留所は、数世代にわたって穀物栽培を生業としてきたヴェロニクとヴァンサン・ゴディエ夫妻によって2020年に設立された。二人はブルゴーニュで農業技師として、またワイン生産者として研鑽を重ね、その後シャンパーニュで蒸留士となった。
大麦は、可能な限り品質がよく、粒の大きさがすべて同じになるように選別される。
蒸留所には2000リットルのアイスティル(オランダ製の四角型のスチル)が備えられており、醸造、発酵、蒸留は同じ生産施設で連続的に行われている。
2020年9月に初めての蒸留。熟成にはフレンチオークの新樽か、ブルゴーニュの白ワインと赤ワインの樽のみを使用している。
ヴァンサンはワイン業界で長年木工を学んだ経験から、樽職人に自分の要望を伝え、理解してもらう方法を心得ている。ヴェロニクとヴァンサンは、木から出るタンニンの抽出を求めていなかった。そんな時に出会ったのが、ニュイ・サン・ジョルジュ近郊の小さな樽メーカー、ジェローム・フォレだった。
ここでは、70%は新樽、30%は3年から5年前の樽(通気性が良い)を使用している。
ブルゴーニュとシャンパーニュの偉大なワインをイメージして、それぞれの区画の多様性と正確さにインスピレーションを受けた、テロワールに基づくオー・ド・ヴィーを生産するという理念を持っている。それは、「人に寄り添い、自然に寄り添う 」という精神によって、より確固たるものとなっている。
すべての農学的、技術的、戦略的なプロセスは、自分たちの目指すスピリッツを体現するために行われている。