コレクション: シャトー・ラトゥール・マルティヤック

フランス - ボルドー

【伝統と革新が織りなすグラーヴの真髄】

シャトー・ラトゥール・マルティヤックは、グラーヴ地区の中でもひときわ存在感を放つ特級格付けシャトーです。1871年にボルドーの寝ご思案であったクレスマン家が購入し、代々にわたる丹念な栽培と醸造哲学が継承され、クラシックとモダンが調和する独自のスタイルを築き上げています。

近年、ミシェル・ロラン氏と、ボルドー大学のドゥニ・ドゥブルデュー教授(逝去後も関係者が引き続き担当)のコンサルティングにより、品質が目覚ましく向上しています。

赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン主体にメルローを絶妙にブレンドし、ブラックフルーツの凝縮感にスパイスや杉のニュアンスが重なる複雑な香りが立ち上がります。シルキーなタンニンと秀逸な酸が骨格を形成し、熟成によって更なる深みを引き出します。 一方、白ワインはソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの比率に工夫を凝らし、柑橘や白い花、ミネラルの清涼感が際立つエレガントな味わいで知られています。

テロワールは典型的なグラーヴ土壌で、排水性に優れた砂利質が凝縮感とフィネスを両 立。近年ではサステナブルな農法も積極的に導入し、環境と品質の両立を図っています。