ピノ・グリージョ 2021

テロワール：土壌の起源は、中新世の礫岩から成る沖積土です。石灰質で、骨格と深さが中程度の土壌です。肥沃層の深さは60～70
cmで、岩盤層の上にあり、畑は丘陵地帯にあります。

 醸造方法：ブドウ畑は、認定された有機農法に従って栽培されており、そのため農薬や他の許可されていない処置は一切行われていません。熟したブドウは手作業で収穫され、早いながらも完璧なタイミングで収穫されます。

 ブドウは選果され、箱に入れられ、必要に応じて洗浄され、その後、優しく破砕します。押しつぶされたブドウは、野生酵母で発酵を始め、温度管理された環境で非常にゆっくりと発酵が進みます。そして、約16日間、涼しい自然環境で果皮と共にマセラシオン（醸し）されます。

 マセラシオンの終了後、静的な方法でマストからワインが分離され、発酵中のワインの静的な分離が行われ、その後、発酵中のワインはセメントタンクに保管され、二次プロセスを経てワインへと変化を完了します。

 ワインは自然なロゼ色を得た後、異なるタイミングで何度か移し替え作業が行われ、澱に自然に触れ続けることで、ワインのボリュームと香りを最大化します。長期のマセラシオンと野生酵母による発酵は伝統への回帰ですが、特にこの森林に囲まれた丘陵地のブドウ畑において、テロワール（地域とその微気候）の特徴を最大限に引き出すことを目的としています。すべての工程は、有機ワインの生産基準を遵守して行われます。