コレクション: ボデガス・デル・ロザリオ

スペイン - ムルシア

【古代から未来へ、テロワールの真髄を極めたDOブーリャスの象徴】

1950年に設立されたDOブーリャスで最大のワイナリー。このドメーヌの手掛けるワインは複雑な味わいが特徴です。 醸造からカーヴでの販売に至るまで、全ての過程が熟慮されています。古代ギリシア・ローマ時代の頃からぶどうが栽培されてきたテロワールでこの地を最も良く知り尽くしている人々が細心の注意を払ってワインを生産しています。広大なぶどう畑は山脈沿いに広がり、西はアンダルシア地方との境界まで、東は地中海沿岸地方に及びます。

ワイン造りの哲学において最も強調している点は、古いブドウ畑を優先的に活用することです。なぜなら、それらの畑で得られる生産のバランスは比類ないと考えているからです。古いブドウ樹の根の深さ、土壌を広範囲にわたって探る力、そして樹自身が持つ成長活力の自己制御能力が、年ごとに異なる栽培条件の影響を最小限に抑えます。このことがまずブドウに、そして最終的にはワインに、より高い複雑さをもたらします。

このアプローチは、新しい植栽の重要性を否定するものではありません。新しい畑は、将来にわたってワインの品質基準を維持するために不可欠です。しかし、植栽と栽培のプロセス全体はワイナリーのスタッフによって慎重に研究され、ブドウ畑がバランスよく発展し、その自然環境に完璧に統合されるよう配慮されています。