イランシー　ラ・ヴォワ・ド・クラヴァン 2020 ドメーヌ・ゴワゾ

【テロワールの真髄を映し出す、純粋なサン・ブリ】 サン・ブリとイランシーの間のサン・ブリ・ル・ヴィヌに本拠地を置くゴワゾ家は、1979年にジスレーヌとジャン・ユーグ夫妻がドメーヌを継承。父ジャン・ユーグと息子ギレムのワインが醸造するセラーの起源は11世紀から12世紀に遡ります。 現在の代になってからすぐに有機農法に取り組み始め、2001年に認証取得。その後、ビオディナミ栽培を選択し、2005年にはデメテールを取得しました。同年、息子ギレムとパートナーのマリーがチームに加わりました。 ギレムと父ジャン＝ユーグ・ゴワゾは、フランスの他のトップ・ヴィニュロンと同様に、偉大なワインは偉大なブドウ栽培から生まれることを認識しており、可能な限り、区画の手入れが行き届いていることを保証するため、できるだけ自然な環境を作り出すためにブドウ畑で多大な努力が払われ、丁寧に醸造されます。ドメーヌは長い間、この地の手本とされています。 19世紀後半にフィロキセラ後、サン・ブリは、シャブリのアペラシオンから外されたため、歴史的には不遇を受けています。かつてはシャブリの一部であり、数キロ東に位置した北向き、キンメリジャン石灰岩が豊富で特殊な地質もシャブリと同じ。 一方、シャブリ地区の隣、美味しいブルゴーニュ白として確立したコート・ドーセールのAOP規定の変更による恩恵を受けています。それは、シャブリ以外のシャルドネに加えて、ソーヴィニヨン・ブランやアリゴテの栽培も認められること。 現在、ゴワゾの所有地はシャヴィニョルとシャブリを合わせたような小さな村となりました。美しく造られたワインの数々は、価格と品質の比率も非常に素晴らしく、フランス国内で絶大な支持を得ています。 ワインは全体的に深みがあり、テロワールの力強さが感じられ、シャブリのどのワインよりも白亜質土壌の根底にある透明感が表現されています。素直で果実味は非常にピュア、熟成のポテンシャルも高く、本質を追求した味わいです。