シャトー・レオヴィル・ラスカーズ 2005 サン・ジュリアン

ティスティング・ノート
深みのあるガーネットの外観に、縁はわずかに熟成のニュアンスを帯びています。グラスからは、カシスやブラックベリーなどの黒系果実の凝縮したアロマが立ち上り、スミレ、杉、鉛筆の芯、シガーボックス、そしてかすかなトリュフやスパイスの複雑な香りが重なります。

口中では、力強さとエレガンスを兼ね備えたクラシックな構成。緻密でしなやかなタンニンが舌を包み込み、豊かな果実味としっかりとした酸が完璧な均衡を保っています。ミネラル感と深いストラクチャーが印象的で、余韻は非常に長く、黒果実、カカオ、そしてほのかな煙草のニュアンスが続きます。

2005年のグレートヴィンテージを体現する堂々たる一本であり、今でも若々しいポテンシャルを備え、さらに熟成を重ねることで、一層の複雑さと調和が開花するでしょう。

ペアリング
牛フィレ肉のロッシーニ風、鴨胸肉のロースト ベリーソース添え、熟成ハードチーズ（コンテ24ヶ月以上）

アペラシオン

サン・ジュリアン

アルコール度数

13.0

品種

カベルネ・ソーヴィニヨン88％、メルロ7％、カベルネ・フラン5％