ワインの知識

かつて、日本は西洋に学んだ 明治のころ、日本には「和魂洋才(わこんようさい)」という言葉がありました。日本の心を保ちながら、西洋の技術を取り入れる。刀を鍛えた手で機械を動かし、着物の国に鉄道を敷いた。魂は日本のまま、才は西洋から。近代日本は、この構えで世界と向き合ってきました。 その姿勢は正しかったし、今も私たちの中に息づいています。けれど、ワインの世界に立ったとき、私たちはふと、この言葉を...
もっと見る
ブルゴーニュ格付け完全ガイド ― グラン・クリュとプルミエ・クリュの違いを読み解く
導入:格付けが分かると、ブルゴーニュはもっと面白くなる 「同じブルゴーニュのピノ・ノワールなのに、なぜこのボトルは3,000円で、あちらは30,000円なのか」—ブルゴーニュワインに触れたことがある人なら、一度はこの疑問にぶつかったことがあるはずだ。 その答えの鍵を握るのが、格付けという仕組みだ。ただし注意したいのは、ボルドーの格付けが「シャトー(生産者)」を格付けする制度であるのに...
もっと見る
土地が語るワイン ― 洋魂和才が見つめる、ブルゴーニュとボルドーのテロワール
洋魂和才とテロワールの接点 「和魂洋才」という言葉がある。日本古来の精神を保ちながら、西洋の技術や知識を取り入れるという、明治期に生まれた考え方だ。セパージュが掲げる「洋魂和才」は、その順序をあえて逆にしている。西洋の魂——フランスワインが宿す思想や哲学——を、日本人の繊細な感性で読み解き、味わい直す。そんな試みだ。 そしてこの「洋魂」を理解するための最も重要な鍵が、実はテロワールと...
もっと見る