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記事: ブルゴーニュにおける産地ごとのピノ・ノワールの味の違い ~広域産地で特徴を捉える~

ブルゴーニュにおける産地ごとのピノ・ノワールの味の違い ~広域産地で特徴を捉える~
ピノ・ノワール

ブルゴーニュにおける産地ごとのピノ・ノワールの味の違い ~広域産地で特徴を捉える~

近年、ワインの価格高騰が著しく、中でもブルゴーニュはその傾向が非常に顕著です。

数年前まではコート・ド・ニュイの銘醸地、ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネといったアペラシオンでも数千円で購入できましたが、最近は1万円を切って入手するのが非常に難しいのが現状です。

他の国地域にピノ・ノワールの活路を見出すのも一つですが、まずはブルゴーニュの中でもまだまだ手の届く範囲で購入できる素晴らしいピノ・ノワールがあります。

同じピノ・ノワールというブドウ品種でも、ブルゴーニュでは産地によって驚くほど表情が異なります。

それは気候、土壌、標高、そして歴史的な栽培哲学の違いが、繊細なピノ・ノワールに如実に現れるからです。

今回は、コート・ド・ニュイ以外のブルゴーニュのピノ・ノワール、コート・ドセール/コート・ド・ボーヌ/コート・シャロネーズの4つの広域産地について、それぞれの味わいの違いを解説します。

 

コート・ドセールのピノ・ノワール

 

シャブリの西側にある地区で、シャブリと聞くと白ワインのイメージが強いですが、実はこの地域にもピノ・ノワールの産地があります。

味わいの特徴

  • 赤系果実(クランベリー、レッドチェリー)が中心

  • アルコール控えめで軽快

  • 高めの酸が全体を引き締める

  • 土っぽさや鉄分を思わせるニュアンス

冷涼な気候とキンメリジャン土壌の影響で、
果実味よりも酸とミネラル感が前に出るスタイルが特徴です。

👉 「軽やか・シャープ・食中向き」
和食や前菜、シャルキュトリーとの相性が抜群です。

▶おすすめワイン

コート・ドーセール ルージュ 2023 ドメーヌ・ゴワゾ

 

コート・ド・ボーヌのピノ・ノワール

 

白ワインの名声が高い一方で、
赤ワインも優美で洗練されたピノ・ノワールを生み出す産地です。

味わいの特徴

  • レッドチェリー、ラズベリーなど赤系果実主体

  • 酸と果実のバランスが美しい

  • タンニンは滑らかで口当たりが柔らかい

  • 花や紅茶を思わせる繊細な香り

コート・ド・ニュイに比べると、
エレガンスと透明感が際立つスタイルが多く見られます。

👉 「しなやか・エレガント・調和型」
料理との相性が良く、若いうちから楽しめるのも魅力です。

同じコート・ドールでも、
コート・ド・ニュイは「骨格と深み」
コート・ド・ボーヌは「優美さとバランス」
という個性の違いが、ピノ・ノワールに明確に表れます。

▶おすすめワイン

ピノ・ノワール 2023 ドメーヌ・ダヴィド・モレ

 

 

コート・シャロネーズのピノ・ノワール

 

コート・ドールの南に位置するコート・シャロネーズは、
近年クオリティが急上昇している注目エリアです。

味わいの特徴

  • チェリー、ラズベリーなど親しみやすい果実味

  • 酸は穏やかで丸みがある

  • タンニンは柔らかく、早くから楽しめる

  • ほのかなスパイス感

メルキュレイやジヴリなどでは、
コート・ドールに通じる要素を持ちながら、より実直で素直な表現が楽しめます。

👉 「果実豊か・親しみやすい・コスパ良好」
ブルゴーニュ入門から日常使いまで幅広く活躍します。

▶おすすめワイン

ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ ルージュ 2023 ドメーヌ・ド・レヴェシェ

 

まとめ:産地によるピノ・ノワールの性格

 

産地 味わいの方向性
シャブリ地区(コート・ド・セール) 軽快・高酸・ミネラル
コート・ド・ボーヌ 優美さ・バランス
コート・シャロネーズ 果実豊か・親しみやすい

 

同じピノ・ノワールでも、
「どこで育ったか」によって、これほど個性が変わるのがブルゴーニュの面白さです。

手の届く価格でブルゴーニュ・ピノ・ノワールを選ぶときは、
こちらの記事を参考に、好みのタイプを見つけてみましょう。


その一歩が、ワインの楽しみをぐっと深めてくれるはずです。

 

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