ボルドーの中でも強い個性と存在感を放つ名門、
シャトー・コス・デストゥルネル。
その名を冠したワインの中で、よく比較されるのが
パゴド・ド・コス(Pagodes de Cos)とジェ・デストゥルネル(G d’Estournel)です。
「どちらも同じシャトーのワインだけれど、何が違うの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、今回は位置づけ・味わい・楽しみ方の違いを、分かりやすく解説します。
まず結論:違いは“飲むタイミング”と“役割”
とてもシンプルに言うと、違いは次の通りです。
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パゴド・ド・コス
→ ファーストに近い本格派。特別な日にじっくり味わうワイン -
ジェ・デストゥルネル
→ 名門の味わいを、今すぐ気軽に楽しむためのワイン
どちらが上・下という話ではなく、
「いつ、どんなシーンで飲みたいか」が選択のポイントになります。
パゴド・ド・コス(Pagodes de Cos)について

パゴド・ド・コスは、シャトー・コス・デストゥルネルのセカンドワインです。
ファーストワインと同じ畑のブドウを使用しつつ、比較的若い樹齢の区画が中心となります。
特徴
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構造がしっかりしている
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樽のニュアンスやスパイス感が感じられる
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数年の熟成にも耐えるポテンシャル
味わいは、黒系果実、スパイス、ミネラル感が調和したクラシックなサン・テステフ。
「さすが名門」と感じさせる骨格のある一本です。
こんな方におすすめ
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ボルドーらしい重厚感を楽しみたい
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記念日や少し特別な食事に
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ワイン中級者以上
▶現行ヴィンテージはこちら
ジェ・デストゥルネル(G d’Estournel)について

ジェ・デストゥルネルは、コス・デストゥルネルの哲学を
より親しみやすい形で表現したキュヴェです。
「名門のワイン=難しい、重たい」というイメージを覆すため、
今飲んで美味しいことを最優先に設計されています。
特徴
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赤系果実が前に出たフレッシュな香り
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タンニンがやわらかく、口当たりがなめらか
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デキャンタ不要、抜栓してすぐ楽しめる
重すぎず、しかし軽すぎない。
名門らしさを感じながら、日常の食卓で楽しめるバランスが魅力です。
こんな方におすすめ
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名門ボルドーを気軽に飲んでみたい
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普段の食事に合わせたい
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ギフトで「失敗しない赤」を探している
▶現行ヴィンテージ
ジェ・デストゥルネル 2021 シャトー・コス・デストゥルネル
どちらを選ぶべき?迷ったらここで判断
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今日はワインを主役に、じっくり味わいたい
→ パゴド・ド・コス -
今夜の食卓に、間違いない一本を開けたい
→ ジェ・デストゥルネル
実際には、
「パゴドは特別用」「ジェは常備用」
という使い分けをされる方も多いです。
まとめ
パゴド・ド・コスとジェ・デストゥルネルは、
同じシャトーが造りながら、役割の異なるワインです。
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格式と深みを楽しむならパゴド・ド・コス
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今の美味しさを楽しむならジェ・デストゥルネル
今回もし、
「名門コス・デストゥルネルを、もっと身近に楽しみたい」
そう思った方には、ジェ・デストゥルネルは最適な一本です。