クリスマスの食卓では、料理が主役。
ワインは、華やかさを添えながらも、料理の美味しさを引き立てる存在であることが理想です。
「とりあえずシャンパーニュ」
「赤か白かで迷う」
そんな選び方でも間違いではありませんが、
料理がどんな味わいなのかを意識するだけで、満足度は大きく変わります。
今回は、セパージュが実際に扱っているワインの中から、
クリスマスの定番料理に合わせて、具体的な銘柄を交えてご紹介します。

こちらの記事によると、クリスマスに食べたい料理ランキングは以下の通りです。
参照元:クリスマス料理の人気ランキング!チキンやピザ、みんなが食べたいのはどれ?
第1位|チキン
第2位|ローストビーフ
第3位|ピザ
第4位|ビーフシチュー
第5位|グラタン
第6位|チーズフォンデュ
第7位|フライドポテト
これらの料理に合うワインを、以下紹介してゆきたいと思います。
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🥇第1位:チキン × 🍷 白ワイン/軽やかな赤ワイン

料理の特徴 & 合わせ方
日本のクリスマスで定番のチキン(ローストチキン・フライドチキンなど)は、柔らかい白身と皮や脂の旨味が魅力。上品な酸味や果実味で口の中をリフレッシュできるワインが最適です。
ローストチキンにおすすめ
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ボルドー・シュペリュール レキュイエ・ド・クロノー 2022 シャトー・クロノー(赤/ボルドー):軽やかな赤で、ほんのりスパイシーな風味が鶏肉の旨味と調和。
フライドチキンにおすすめ
- ヴィルラズ 2024 メゾン・ヴァントナック(白/ラングドック):程よいボディと果実味、酸味のバランスが良く、フライドチキンにぴったり。
白ワインは鶏肉の繊細な味を邪魔せず、酸が脂を切って食事のリズムをつくります。一方、軽めの赤は鶏のローストの香ばしさと相性が良く、口中で味わいを増幅させます。
🥈第2位:ローストビーフ × 🍷 赤ワイン(ミディアム〜フルボディ)

料理の特徴 & 合わせ方
ジューシーで赤身の旨味が豊かなローストビーフには、比較的しっかりとした骨格の赤ワインが合います。
おすすめワイン
- ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ ルージュ 2023 ドメーヌ・ド・レヴェシェ:(赤/ブルゴーニュ)エレガントな果実味と柔らかなタンニンで牛肉の力強さに寄り添います。
肉の繊維や脂と赤ワインのタンニンが結びつき、味の厚みを長く感じられる王道の組み合わせです。
🥉第3位:ピッツア × 🍷 軽快な赤

料理の特徴 & 合わせ方
トマトソースやチーズが主役のピッツァには、爽やかな酸と果実味のあるワインを。
おすすめワイン
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アルファ 2020 モンテペローソ:(赤/トスカーナ)トマトソースベースでもチーズベースでも、トスカーナ産の赤はピッツァに最適です。
酸がトマトの酸味と共鳴し、フレッシュな余韻を生み出します。フルーティな赤ならトッピング全般に合わせやすいです。
🍲第4位:ビーフシチュー × 🍷 濃厚赤ワイン

料理の特徴 & 合わせ方
濃厚なデミグラスソースのシチューには、果実味としっかりしたボディの赤ワインが好相性。
おすすめワイン
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ジゴンダス ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022 ドメーヌ・サン・ダミアン(赤/ローヌ):スパイスと果実味の複雑さがシチューの深い味わいに寄り添います。
🧀第5位:グラタン × 白ワイン(コクのあるタイプ)

料理の特徴 & 合わせ方
クリーミーなホワイトソースとチーズの濃厚さには、コクと酸のバランスが鍵。
おすすめワイン
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モン・グラン・ペール・エテ・リモナディエ 2024 ドメーヌ・ジュリアン・ピロン:(ローヌ/白)こってり料理の脂を酸が引き締め、余韻を豊かに。
🍢第6位:チーズフォンデュ × しっかり白

料理の特徴 & 合わせ方
チーズの塩気ととろける質感には、酸がありつつ果実味に厚みあるワインを。
おすすめワイン
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コート・デュ・ジュラ キュヴェ・トラディション 2018 ノワール・フレール - ドメーヌ・ド・ラ・プティット・マルヌ:(ジュラ/白)チーズのリッチさと共鳴し、口内を爽やかに。
🍟第7位:フライドポテト × スパークリング

料理の特徴 & 合わせ方
カリッとしたフライドポテトには、脂分を切ってくれるスパークリングワインが最適です。
おすすめワイン
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ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレ エクストラ・ブリュット オーダックス 2024 ボルトロミオル:脂を切りながら、祝祭感も演出します。
🍷まとめ:クリスマスを彩るワインと料理
クリスマスの料理は幅広いスタイルですが、基本は「酸と果実味のバランス」が決め手。軽やかな白は鶏やクリーミー料理に、ミディアム〜フルの赤は肉料理に、スパークリングはお祝いムードから揚げ物まで万能に合わせられます。
各料理とワインをうまく組み合わせて、特別な夜をより豊かに演出してみてください。