シャルドネ 2021

テロワール ：土壌の起源は、ミオシン期の礫岩からなる沖積土です。土壌は石灰質で、中程度の礫が混ざっており、深さも中程度です。肥沃な層は深さ60〜70cmで、岩が混じった基盤岩の上にあります。地形は丘陵地です。

 醸造方法：ブドウ畑は認証済みの有機農法に基づき栽培されており、農薬や認可されていない介入は一切していません。ブドウは手摘みで収穫され、選果された後に箱に入れられ、必要に応じて清掃され、次に圧搾されます。

このヴィンテージのブドウは非常に熟しており、糖分が豊富でした。圧搾した果汁は、野生酵母で発酵し、温度管理した環境で約15日間、皮ごと長時間マセレーション（浸漬）します。発酵は通常非常にゆっくり進行します。

マセレーション終了後、静的な方法でマストとワインを分離し、その後セメントタンクで保存され、二次プロセスによってワインに変わります。時間をかけて、異なるタイミングでいくつかの澱引きが行われ、ワインのボリュームと香りを最大限に引き出すため、貴重な澱の上に自然に滞留させます。

長期間のマセレーションと野生酵母の使用は伝統への回帰ですが、特にこの丘陵地帯の自然林に囲まれたブドウ畑のテロワール（地域とその微気候）を最大限に活かすことを目的としています。すべての工程は有機ワインの生産基準を遵守して行われています。