記事: ワインを贈るなら、まず「誰に」から。ソムリエが教えるお歳暮・年末ギフトの選び方

ワインを贈るなら、まず「誰に」から。ソムリエが教えるお歳暮・年末ギフトの選び方
年末が近づくと、お客様から「ワインを贈りたいのだけれど、何を選べばいいかわからない」というご相談が増えてきます。
ワインの贈り物が難しいのは、選択肢が多すぎるからです。産地、品種、ヴィンテージ、価格帯。ワイン売り場の前で立ち止まってしまうのは、ごく自然なことだと思います。
長くワインショップの店頭に立ってきた経験から言えるのは、贈り物のワイン選びは「どのワインか」からではなく、「誰に贈るか」から考えると、驚くほどスムーズに決まるということです。この記事では、贈る相手ごとの選び方と、贈るときに押さえておきたいマナーをご紹介します。
1. 迷ったら、シャンパーニュ
相手の好みがわからないとき、私がいちばんにおすすめするのはシャンパーニュです。
- 「お祝い」の意味が伝わる|栓を抜く音、立ちのぼる泡。開ける瞬間そのものが特別な時間になります。年末年始の乾杯にもぴったりです。
- 料理を選ばない|食前酒から魚介、鶏肉料理まで、合わせられる幅が広いのが泡の強みです。
- 赤か白かで迷わなくていい|好みが分かれやすい赤ワインに比べて、「好きではない」と言われることが少ないワインです。
せっかくなら、ラベルの奥に造り手の顔が見えるものを。たとえば、コート・デ・ブランのアヴィーズに拠点を置くフレールジャン・フレールは、3兄弟が立ち上げた若いメゾンです。余計なものを足さない、静かで端正な味わいが魅力です。もうひとつのおすすめは、シャルドネだけで造るデュヴァル=ルロワのブラン・ド・ブラン。白い花や柑橘を思わせる繊細な香りと、きめ細かな泡が楽しめます。
このふたつを並べて贈れば、「ふたつのメゾンを飲み比べる」という楽しみも一緒に届けられます。
▶ 二つのメゾンで飲み比べ シャンパーニュ ギフトセット(22,000円)
▶ 「足す」より「足さない」――フレールジャン・フレールに宿るブルゴーニュのエスプリ
2. ワイン好きの方には、「造り手の物語」を
相手がワイン好きなら、有名な銘柄よりも「この造り手を知ってほしい」という気持ちが伝わる1本のほうが喜ばれます。ワイン好きの方ほど、まだ飲んだことのない造り手との出会いを楽しんでくださるものです。
おすすめは、ひとつの造り手の赤と白を組み合わせる贈り方です。同じ畑の土、同じ人の手から生まれた赤と白を飲み比べると、その造り手のスタイルがくっきりと見えてきます。
- ドメーヌ・ダヴィド・モレ|コート・ド・ニュイの村名シャンボール・ミュジニー(古樹のピノ・ノワール)と、樽でじっくり熟成させたブルゴーニュ・ブラン。内省的で品のあるスタイルは、ブルゴーニュ好きの方にこそ贈りたい組み合わせです。
- ドメーヌ・ド・レヴェシェ|コート・シャロネーズで、ジュシエ家が4代にわたって畑を守る造り手。赤と白を1本ずつ組み合わせた「紅白」は、年の瀬の贈り物らしい華やかさがあります。気取らずに楽しめる価格帯なのもうれしいところです。
▶ ひとりの造り手で味わうブルゴーニュ ギフトセット(33,000円)
▶ ブルゴーニュ紅白 ギフトセット(11,000円)
相手の好み(軽やかな白が好き、しっかりした赤が好き、など)がわかっている場合は、ワイン診断も使えます。質問に答えるだけ・約1分で、好みに合う3本をご提案します。
3. 目上の方・お取引先には、「名前に意味のある1本」を
目上の方やお取引先への贈り物では、味わいはもちろん、「なぜこれを選んだのか」をひと言で伝えられることが大切です。
その点でご紹介したいのが、デュヴァル=ルロワが日本限定でリリースした「家紋(KAMON)」です。家紋をモチーフにした端正なラベルをまとった、2008年のプルミエ・クリュのブラン・ド・ブラン。日本の文化への敬意を込めた名前そのものが、贈る側の想いを代わりに語ってくれます。
会社として複数の方へ贈る場合は、送付先リストでの一括手配や請求書払いにも対応しています。法人のお客様へのページもあわせてご覧ください。
4. お酒を飲まない方には、ノンアルコールという選択肢
贈る相手がお酒を飲まない方だったり、ご家族に飲まない方がいらっしゃったりすることもあります。そんなときは、ノンアルコールのスパークリングがおすすめです。
南仏プロヴァンスのシャトー・ラ・コストが造る「ヌー(NOOH)」は、アルコール0.0%でありながら、きめ細かな泡とワインらしい余韻を楽しめる1本です。名前は、アルコールを望まない人のための「No」と、アルコールを表す化学記号「OH」を組み合わせたもの。お酒を飲む人も飲まない人も、同じグラスで乾杯できるのが何よりの魅力です。
▶ ノンアルコール スパークリング ギフトセット 白・ロゼ(15,000円)
5. 予算の目安
ワインの贈り物に決まった相場はありませんが、目安としては次のように考えるとよいと思います。
- 5,000円前後|親しい方へのちょっとしたお礼や、手土産に。
- 1万円前後|お歳暮やお世話になった方へのご挨拶に。いちばん選ばれやすい価格帯です。
- 2〜3万円|特にお世話になった方、目上の方、ワイン好きの方への特別な贈り物に。
大切なのは金額よりも、「あなたのことを考えて選んだ」と伝わることです。価格帯が決まったら、あとは相手の顔を思い浮かべながら選んでみてください。
6. 贈るときに押さえておきたいこと
のし(掛け紙)
お歳暮として贈る場合は、紅白の蝶結びの水引に、表書きは「御歳暮」とするのが一般的です。年末のご挨拶全般なら「御礼」、年が明けてからなら「御年賀」とすることもあります。セパージュでは、のし・メッセージカードを承っています。ご注文時にカートの備考欄へご記入ください。
贈る時期
お歳暮は、12月上旬から20日頃までに届くように贈るのが一般的です。地域によって時期が異なることもあるので、気になる場合は早めに手配しておくと安心です。
受け取った方への小さな気遣い
ワインは、届いてすぐに開けるよりも、数日落ち着かせてから楽しむほうが本来の味わいを感じられます。メッセージカードに「冷暗所で少し休ませてからどうぞ」とひと言添えると、ワインに詳しくない方にも親切です。シャンパーニュやスパークリングは、飲む数時間前に冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。
おわりに――贈り物は「選んだ時間」ごと届く
ワインの贈り物は、ボトルそのもの以上に、「相手のことを考えて選んだ時間」ごと届くものだと私は思っています。この記事が、その時間を少しでも楽しいものにするお手伝いになればうれしいです。
セパージュでは、中身を決めたギフトセットをご用意しています。すべてギフト箱に入れてお届けし、のし・メッセージカードにも対応しています。12月16日(水)までのご注文で、年内にお届けします。
「この方にはどれがいいだろう」と迷ったら、LINEからお気軽にご相談ください。


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